学生優秀発表賞
領域7では、日本物理学会年次大会及び春季大会で、大学生・大学院生等を対象とした優秀発表賞を設けています。
2018年度から学会の正式な賞となり、「学生優秀発表賞」と名称が変更します。
本賞では、研究内容も審査対象となりますが、プレゼンテーションにおける説明の分かりやすさ、異分野の研究者にも内容が伝わるかも重視しております。
皆様の積極的なご応募をお待ちしております。
学生優秀発表賞の募集要項は以下の通りです。
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賞の名称
日本物理学会領域7 学生優秀発表賞
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応募資格
- 大学・大学院もしくは同等の機関に在学中の学生で、日本物理学会年次大会及び春季大会において第一著者として年次大会ではポスター発表、春季大会では口頭発表を行う者。
- ポスターもしくは口頭発表の研究の主要部分に寄与していること。
- 発表申込時に学生優秀発表賞応募を申し込むこと。
- 過去の受賞者ではないこと。
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表彰件数
若干名
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審査対象
- 発表内容(研究の意義と新規性、実験・考察の妥当性)
- プレゼンテーション(説明の分かりやすさ、質疑応答の内容、ポスター/スライドの完成度)
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応募方法
応募期間は大会への講演申込受付期間と同じとします。
「学生優秀発表賞の応募」の「応募する」にチェックを入れ、学年を入力してください。
(注意!!応募のタイミングは、最初のWeb登録のときです。講演概要集原稿(A4サイズ・1枚)投稿時ではありません。)
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審査方法
領域代表が、領域副代表及び領域運営委員と協議の上、領域全体から分野のバランスを考慮して選出し、審査への協力を依頼します。
審査員に選ばれた方は、是非ご協力いただけるよう、お願いします。
発表一件に対し、原則三名の審査員が審査にあたります。ただし、審査員が発表の共著者である場合は、該当する発表の審査に加わらないこととします。
領域代表、副代表、及び領域運営委員は集計した審査結果をもとに審議して、受賞者を決定します。
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結果発表の方法
同会期中のインフォーマルミーティングで表彰式を行う他、領域ホームページと領域メーリングリストで発表します。
受賞者には表彰状を授与します。
受賞者には表彰式のあとに、一言ご挨拶と簡単な研究紹介をして頂きます。
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お問い合わせ
ご不明な点がありましたら、領域7もしくは各運営委員までお問い合わせ下さい。
(committee_r7[あっとまーく]jps.or.jp もしくは、各運営委員)
学生優秀発表賞規定はこちらより参照可能です。
2024年年次大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員16名による厳正な審査の結果、以下の3名の方が選出されました。
おめでとうございます。
- 松山 直史(東大物性研)
「配位高分子(d8-DMe-DCNQI)2Cuにおける超強磁場誘起金属絶縁体転移」
- 山本 大貴(名大理)
「有機導体a-(BEDT-TTF)2I3のゼーベック係数におけるドメインウォールの寄与」
- 佐々木 岬(阪大基極セ)
「層状水素化合物FeHx(x > 1)の高圧合成と超伝導の検証」
2024年春季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員8名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
- 印田 朱音(北大理)
「キラル化メタン分子の電気トロイダル単極子による解析」
- 川村 泰喜(名大理)
「有機化合物(EDO-TTF-I)2ClO4における巨大なスピン分裂を伴う補償型フェリ磁性」
2023年年次大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員15名による厳正な審査の結果、以下の3名の方が選出されました。
おめでとうございます。
- 田中 優輝(京大院理)
「量子スピン液体候補k-(ET)2Cu[Au(CN)2]Clにおける磁性不純物の影響」
- 住吉 亜衣菜 (東理大理)
「カーボンナノチューブの電流ゆらぎにおける量子-古典クロスオーバー」
- 只野 涼 (埼玉大院理工)
「傾角反強磁性を示す単一成分分子性導体Au(dexbdt)2のμSR研究」
2023年春季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員11名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
- 伊藤 雅聡(東大物性研)
「大気安定なd/π共役系アンバイポーラ半導体:置換基鎖長による電子構造の高次元化」
- 原 武史 (名大院工)
「超精密放射光X線回折測定による共有結合状態の価電子密度分布観測」
2022年秋季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員8名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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高橋賢信(埼玉大)
「有機伝導体κ-(BETS)2CF3SO3の基礎物性」
- 宮田稜(東京大)
「原子間力顕微鏡で読み解く層状結晶性有機半導体の力学物性と分子配向秩序との相関」
2022年年次大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員8名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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安村 乃絵瑠(埼玉大)
「69,71Ga-NMR 測定によるλ-(BEDSe-TTF)2GaCl4の特異な圧力誘起電子相の観測」
- 小野寺 優奈(東理大)
「グラファイト表面における小さい回転角度でのモアレパターンの観察」
2021年秋季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員14名による厳正な審査の結果、以下の3名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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杉田 太樹(大阪市立大)
「1/4充填近傍の一次元系の基底状態」
- 高橋 統吾(名大)
「三次元構造を有する大面積NbSe2薄膜の超伝導特性」
- 土井 惇太郎(立命館大)
「ラマン分光を用いた架橋ツイスト2層グラフェンの熱伝導測定」
2021年年次大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員10名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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一ノ瀬 遥太 (東京都立大)
「半導体型ナノ材料における熱電物性の一次元性」
- 菅原 佳哉 (埼玉大学)
「新規有機電荷移動錯体(BEST)2CuCl2における10K級圧力誘起超伝導の発見」
2020年秋季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員13名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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櫻糀 大仁(東邦大理)
「量子スピン液体候補物質κ-(BEDT-TTF)2Cu2(CN)3に対するひずみ効果と電界効果」
- 加藤 将貴(東大理)
「金属有機錯体表面における酸素吸着に誘起された磁気競合効果と2次元古典スピン液体形成」
2019年秋季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員13名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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渡辺 且弥 (名大院工)
「一軸配向した導電性高分子PBTTTにおける熱電特性」
- 西留 比呂幸 (首都大理)
「単層カーボンナノチューブにおけるTHz高次高調波発生のキャリア注入依存性2 」
2019年年次大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員15名による厳正な審査の結果、以下の3名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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祖利目 和明 (阪大院基礎工)
「紫外レーザー光電子分光による有機超伝導体κ-(BEDT-TTF)2Cu(NCS)2 の電子状態研究」
- 北尾 貴之 (東大院新領域)
「位相制御中赤外パルス励起による一次元モット絶縁体系のサブサイクル分光」
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金橋 魁利 (早大先進)
「導電性高分子のフェルミレベル制御と熱電変換特性」
2018年秋季大会 日本物理学会領域7 学生優秀発表賞 受賞者
審査員15名による厳正な審査の結果、以下の2名の方が選出されました。
おめでとうございます。
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浅田 和規(東大院新領域)
「擬一次元有機強誘電体(TMTTF)2PF6の光学スペクトルとテラヘルツ電場応答」
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綱川 仁志(埼玉大院理工)
「傾角反強磁性体κ-ET2Cu[N(CN)2]Clの磁場誘起スピン再配向」
2017年度のポスター賞はこちら
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